• 更新日 : 2020年6月9日

非営利法人会計とは

非営利法人会計とは、利益追求を目的としない非営利法人一般の会計のことであり、企業会計とは大きく異なった性質をもつものである。

非営利法人には学校法人・公益法人・社会福祉法人・医療法人・宗教法人・NPO法人・政党・労働組合・消費生活協同組合・独立行政法人など、利益追求を目的とした一般企業以外のすべての法人が該当する。

これらの非営利法人は一般的な意味での営利活動を行っていないことから、法律上は会計処理についてのルールは緩やかにしか定められておらず、報告内容やその細かさに関しても各法人の判断に委ねられている部分が大きかったが、そのために決算が不透明なものになりがちだという傾向も見られる。

しかし非営利法人に対しては国からの補助金が出ているほか、税制面での優遇もあり、近年ではむしろ一般企業以上に情報を開示すべきではないかという声が広がりつつあり、問題視されることも多くなってきた。

そうした世論を受け、各非営利法人においても自主的に詳細な決算書を作成し、情報開示の動きが活発になっている。


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