酒税

酒税とは

酒税とは、酒類に間接税、流通税として課される国税です。かつては地租を抜いて国税収入の中で1位になったこともあります。

しかし、法人税や所得税の負担が高まったこともあり、平成23年度の税収は1.36兆円で、租税及び印紙収入の3.0%を占める国税の中では6番目に多い税金です。

酒税は法人税など所得にかかる税と異なり、景気の影響を受けにくく安定した税収が見込まれることから現在においても重要な役割を果たしています。

酒税の負担は、消費にかかる税金の中でも大きなウェイトを占めており、酒類製造者等にとっては、酒税分を含んだ販売代金は確実に回収されなければならないため、酒類の製造、販売には国税庁の免許が必要であるという措置が取られています。

そして、酒税は税金を負担する人と税金を納付する人が異なる間接税となるため、消費者が酒税を負担し、酒類の製造者が、納税義務者となります。

酒類の製造者は、酒類を移出した時に課税されるため、その時点で申告し納税する必要があります。

酒税の種類

酒税は、酒税法により、アルコール分1度以上の飲料である酒が発泡性酒類、醸造酒類、蒸留酒類、混成酒類という4種類に分けられ、それぞれに異なる税率がかけられています。

この4種類に分類された酒類は、さらに以下の通りの区分に分けられます。

酒類の区分

発泡性酒類

・ビール
・発泡酒
・その他の発泡性酒類

醸造酒類

・清酒
・果実酒
・その他の醸造酒

蒸留酒類

・連続式蒸留焼酎
・単式蒸留焼酎
・ウイスキー
・ブランデー
・原料用アルコール
・スピリッツ

混成酒類

・合成清酒
・みりん
・甘味果実酒
・リキュール
・粉末酒
・雑酒

酒税の税率

酒税は種類別に細かく設定されています。一般的に、アルコール分が高くなるほど酒税も高くなります。また、それぞれに掛けられる税率は以下の通りとなっています。

酒税の税率:税率(1キロリットル当たり)

アルコール分1度当たりの加算額

・発泡性酒類:220,000円
・発泡酒 (麦芽比率25~50%未満):178,125円
・発泡酒 (麦芽比率25%未満):134,250円
・その他の発泡性酒類<ホップ等を原料としたもの(一定のものを除く)を除く>:80,000円
・醸造酒類:140,000円
・清酒:120,000円
・果実酒:80,000円
・蒸留酒類(アルコール分21度未満):200,000円
・(アルコール分21度以上1度当たりの加算額):10,000円

・ウイスキー・ブランデー・スピリッツ(アルコール分38度未満):370,000円
・(アルコール分38度以上1度当たりの加算額):10,000円
・混成酒類 (アルコール分21度未満):220,000円
・(アルコール分21度以上1度当たりの加算額):11,000円
・合成清酒:100,000円
・みりん・雑酒(みりん類似):20,000円
・甘味果実酒・リキュール(アルコール分13度未満):120,000円
・(アルコール分13度以上1度当たりの加算額):10,000円
・粉末酒:390,000円

参考サイト

財務相:酒税の税率

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監修:土屋 英則 (税理士)

税理士法人ゆびすい
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