士業サミットは株式会社マネーフォワードが「士業様とともに、ビジネスをもっと前に進める」をテーマに士業の方をお招きして年1回開催しているイベントです。
多くの士業事務所様にご参加いただいた士業サミット2023ですが、2023年に各分野で活躍された士業事務所様をアワード授賞式で表彰させていただきました。
この記事では各アワードの内容と受賞者、取り組み内容について紹介いたします。
目次
士業サミット2023でのアワード受賞事務所様の一覧
士業サミット2023では以下の6事務所様をアワードとして表彰させていただきました。
- ルーキーCHALLENGE賞 リベ大税理士法人様
- 所内オペレーション改革CHALLENGE賞 株式会社ケインズアイ様
- 経営アドバイザリーCHALLENGE賞 税理士法人岡本会計事務所様
- HR部門改革CHALLENGE賞 社会保険労務士法人イデア様
- クラウドマスターCHALLENGE賞 税理士法人TOTAL様
- バックオフィス改革CHALLENGE賞 ミカタ税理士法人様
各事務所について、受賞理由や取り組み内容について簡単にご紹介していきます。
ルーキーCHALLENGE賞 リベ大税理士法人様
ルーキーCHALLENGE賞とは
ルーキーチャレンジ賞とは開業2年目までの事務所様を対象としています。顧問先様への価値提供を実現する取り組みを実施されている事務所様に贈られる賞です。
【ノミネート事務所】
- リベ大税理士法人様
- 税理士法人ウィレイズ様
- 今井税理士事務所様
- PYXIS会計事務所様
- Leapal会計事務所様
リベ大税理士法人様 受賞理由
ルーキーCHALLENGE賞を受賞したリベ大税理士法人様は、開業1年足らずで300社以上の顧問先様に「マネーフォワード クラウド」を導入いただきました。
また導入のみならず、各種機能も多くの顧問先様にて提案・活用いただいております。類を見ない顧問先数の急拡大の過程で、組織の拡大にも成功しています。圧倒的なマーケティング力をもって、「良い税理士とは何だろう」を追求し新たな事務所運営のあり方に挑戦されています。
リベ大税理士法人の取り組み内容
【リベ大税理士法人・野村様の受賞スピーチより一部抜粋】
私どものそもそものスタートは、リベラルアーツ大学という、人生で「自由」になるために必要な知識を得るためのYouTube動画です。その視聴者が「どうやって税理士を探せば良いかわかりません」と学長に尋ねたことからスタートした税理士法人です。
私どもは 「経営者にとって信頼できるパートナーであり続ける」というミッションを掲げ、経営者の税務に関する不安を解消し、経営者とともに伴走し、経営者にとって利益相反しない仕組みをつくることをゴールとしています。
普段、主にクライアント様たちとチャットで対応しているのは税務アシスタントのメンバーで、全員が完全リモートワークです。クライアント様とのやり取りでアシスタントの知識では対応しきれないときなど、それぞれのアシスタントと税理士たちとのチャットワークグループに書き込んでもらうことで、そのときに対応可能な税理士が質問に答える体制を取っています。また、税理士チームのチャットグループとアシスタントチームのチャットグループも作られていて、1人では解決できなかった問題を社内の全員に投げかけて検討する体制を整えています。
所内オペレーション改革CHALLENGE賞 株式会社ケインズアイ様
所内オペレーション改革CHALLENGE賞とは
所内オペレーション改革チャレンジ賞とは、証憑の自動記帳サービス・STREAMEDの活用で初内のオペレーションを改革し、業務効率化を実現された事務所様に贈られる賞です。
【ノミネート事務所】
- 株式会社ケインズアイ様
- リンクエイジ会計事務所様
- グロースリンク税理士法人様
- アークス総合会計事務所様
- 税理士法人総合経営サービス様
株式会社ケインズアイ様 受賞理由
株式会社ケインズアイ様の以前まで使用されていた記帳システムには、コスト・品質・所要時間に課題がありました。顧問先の約3,000店舗のコンビニFCの対応を効率化して運用したいという思いで「STREAMED」「マネーフォワード クラウド」の導入を決断されました。
「STREAMED」×「マネーフォワード クラウド」でオペレーションを再構築され、現在では2,000社以上の顧問先様に両サービスを導入し、業務効率化を進めていただいております。
株式会社ケインズアイ様の取り組み内容
【株式会社ケインズアイ・奥田様の受賞スピーチより一部抜粋】
業務フローを設計するときに気を付けたのが「部分最適ではなく、今後のインボイスの導入に向けて普遍的に適応するにはどうすればいいか」という全体像の設計から入りました。
全体としてまず「人しかできないこと」と「機械でもできること」の役割分担を明確化し、設計をしました。
約20年程度かけてできた記帳代行の仕組みをすべて壊して、2,000件の顧客を2か月程度で勘定科目基準・仕訳処理基準・監査基準・処理方法・外部システムなどをすべて置き換えることが大変でした。
従前の会計の考え方を180度変えないといけないので、全体像を社内で理解してもらうのはなかなか説明をしても難しかったため、徹底的に仕組み化をして、楽になることを体感してもらうことを重視して移行を実施しました。
結果、繁忙期の業務について以前は社内ではほぼ全員が残業をしてギリギリ終わっていた状態から、大多数の社員が定時に上がり、かつ期限より3日程度早く処理も終わるようになりました。これによりやり方が間違っていないんだと、社内においても感情的にも変化をしていったように思います。
経営アドバイザリーCHALLENGE賞 税理士法人岡本会計事務所様
経営アドバイザリーCHALLENGE賞とは
経営アドバイザリーチャレンジ賞とはクラウド予算管理ソフト「Manageboard(マネージボード)」を活用し顧問先様への価値提供を実現されている事務所様に贈られる賞です。
【ノミネート事務所】
- 税理士法人岡本会計事務所様
- エンジョイント税理士法人様
- キークレア税理士法人様
- 伊藤会計事務所様
税理士法人岡本会計事務所様 受賞理由
税理士法人岡本会計事務所様は全顧問先様の約90%に「Manageboard」を導入し顧問サービスに活用いただくなど、全社的に「Manageboard」を利用いただいています。
特に顧問先様への年2回以上の決算予測を付加価値サービスとして標準化され、決算予測を「Manageboard」で提供いただくことで約50%の業務削減を実現し、事務所内の生産性向上に取り組まれています。
また、紙資料での説明を希望される顧問企業様に対しても「Manageboard」のレポート機能をうまく活用いただくことで、幅広い顧問先様の経営支援を実現されています。
税理士法人岡本会計事務所様の取り組み内容
【税理士法人岡本会計事務所・田邉様の受賞スピーチより一部抜粋】
弊社は数年前にマネーフォワード様と出会い、フィンテックを活用した自動化などを利用し、関与先企業に適時に経営情報を提供することに注力して参りました。
現状把握後の次の課題として未来を考える、ということの重要性が増していく中で担当者が直感的に操作できるシステムを探しておりました。数種類の選択肢がありましたが、その中で1番直感的に操作ができるかなというところで「Manageboard」を選びました。
弊社は税務顧問契約の提供サービスとして、期首から6ヶ月経過後と9ヶ月経過後の年2回の決算予測を標準業務として折り込んでおります。
「マネーフォワード クラウド」で現状を知り、「Manageboard」で未来を予測するという役割分担をして、顧問サービスの中核としております。また職員担当者へのシステム利用推進にあたり社内での実践率の表彰、インセンティブ制度を設け、職員のモチベーション向上に努めております。
HR部門改革CHALLENGE賞 社会保険労務士法人イデア様
HR部門改革CHALLENGE賞とは
HR部門改革CHALLENGE賞は、「マネーフォワード クラウド」を活用し、顧問先様のHR部門の改革を実現される取り組みをされている社労士事務所様に贈られます。
【ノミネート事務所】
- 社会保険労務士法人イデア様
- 社会保険労務士法人・行政書士法人Amatria様
- Sen社会保険労務士法人様
- 社会保険労務士法人飯田橋事務所様
- 社会保険労務士法人ビジネスパートナー様
社会保険労務士法人イデア様 受賞理由
社会保険労務士法人イデア様は経営者のパートナーとして共に歩み、従業員の皆様も含めて喜びや幸せを分かち合い、地域社会に貢献することを目指していらっしゃる事務所様です。
2017年から「マネーフォワード クラウド公認メンバー」に入会いただき、今では130超の顧問先様に「マネーフォワード クラウド給与」を導入いただいています。毎年「クラウド給与」を継続的に提案、導入いただいており、2023年の導入数については昨年比127%の伸び率です。
社会保険労務士法人イデア様の取り組み内容
【社会保険労務士法人イデア・山本様の受賞スピーチより一部抜粋】
給与計算はミスが許されない、できて当たり前と思われることが多い仕事で、なかなか感謝されづらいと感じる方もいると思います。そのような中で表彰いただくことができて、スタッフ一同本当にうれしい気持ちです。
(「クラウド給与」を利用する中で初内のオペレーションや顧問先様とのコミュニケーションの中で工夫されてることについて)
給与計算はミスをしてはいけないということが1番になるので、ミスの共有や「クラウド給与」の使いやすい機能を事務所内で週1回共有しています。そのほか、社内のコミュニケーションはチャットワークを利用してますが、チャットワークで知見を共有し、スキルを均一にして同じミスを発生させないような仕組みを作っています。
給与計算は会計にも絡む部分ではありますので、顧問先様にも同意を得た上で「マネーフォワード クラウド」のアカウントを税理士さんにも共有しています。顧問先様から税理士さんの方にデータを送るという手間がなくなりますので、利便性が高いですね。
また、事務所自身の労務で使っているソフトと「マネーフォワード クラウド給与」を連携して、時間を短縮して申請するような形をとれています。
クラウドマスターCHALLENGE賞 税理士法人TOTAL様
クラウドマスターCHALLENGE賞とは
クラウドマスターCHALLENGE賞は、「マネーフォワード クラウド会計」の習熟度を高め、顧問先様への価値提供を実現する取り組みをしている事務所様に贈られます。
【ノミネート事務所】
- 税理士法人TOTAL様
- ベンチャーサポート税理士法人様
- 税理士法人アクシス様
- かがやき税理士法人様
- SEVENRICH会計事務所様
税理士法人TOTAL様 受賞理由
税理士法人TOTAL様は、コロナ禍におけるリモートワークの促進やクラウド化による業務工数削減・販路拡大を目的に、2,000社以上へ導入いただいています。
導入当初は苦労する局面もありつつ、「クラウドにして効率化、お客様に価値提供をする」という所長の熱い思いで進めてくださいました。
また、ただ導入するだけでなく、「マネーフォワード クラウド会計」のメリットである金融機関連携や自動仕訳ルールの活用を、事務所様の会議内で10数拠点に対してFBを行い、全拠点で取り組んでいただいております。
税理士法人TOTAL様の取り組み内容
【鈴木様の受賞スピーチより一部抜粋】
この度は数ある会計事務所の中から受賞でき、とてもうれしく思います。弊社では、2年前に代表の高橋が「マネーフォワード クラウド会計」への一斉移行を決断し、そこから私たちの具体的な取り組みが始まりました。今回の受賞は、私たちのこの2年間の活動が実を結んだ証と考えております。
最終的なゴールは、「クラウド会計」のみならずすべてのプロダクトを活用し、情報を一気通貫させることですが、1年目は「クラウド会計」の移行を進めることに重きを置きました。各事務所に「マネーフォワード クラウド」を推進するメンバーを選任し、月に一度会議を行い、移行状況の共有や不明点の解消などを行いました。
移行が概ね完了した2年目は、クラウドソフトの特徴を活かした使い方を徹底するよう活動しました。データ連携が進んでいないお客様へ積極的にアプローチをしたり、すべてのお客様に対し、自動仕訳ルールが整備されているかチェックを行う仕組み作りを行いました。「クラウド会計」の習熟度が高まった現在は、会計以外のプロダクトの導入も進めております。この活動が成功に至ったのは、推進メンバーが各事務所において尽力してくれたこと、弊社をサポートしてくださった伊堂寺様・森田様・清瀬様のおかげだと思っております。本当にありがとうございました。引き続き、よろしくお願い申し上げます。
バックオフィス改革CHALLENGE賞 ミカタ税理士法人様
バックオフィス改革CHALLENGE賞とは
バックオフィス改革CHALLENGE賞は、「マネーフォワード クラウド」をERPシステムとして活用し、顧問先様のバックオフィス改革を実現される取り組みをされている事務所様に贈られます。
【ノミネート事務所】
- ミカタ税理士法人様
- 辻・本郷税理士法人様
- 税理士法人アーリークロス様
- Leaf税理士法人様
- 税理士法人キャシュモ様
ミカタ税理士法人様 受賞理由
ミカタ税理士法人様は、「顧問先様の3代先までを税務会計以外も総合的に支援したい」という思いで顧問先様の支援をされています。そのため、会計以外のプロダクト提案とともに全件「Webプラン(※1)」への移行をいただいております。全件「Webプラン」へ移行いただいた提案力と会計以外のプロダクトの併用数が多く、顧問先様のバックオフィス改革の提案を広くいただいております。
※1 Webプラン顧問先様が会計以外の「マネーフォワード クラウド」の各種プロダクトを使えるプランです。各プロダクトを連携し、使いこなす方針の顧問先様に向いています。
ミカタ税理士法人様の取り組み内容
【ミカタ税理士法人・高瀬様の受賞スピーチより一部抜粋】
(改善するための第1歩に大事なこととして)
色々とありますが、まずはスタッフがマネーフォワード クラウドが便利だと思ってもらうようになることを何より徹底いたしました。
お客様に導入を行うスタッフ自身がやらされている感覚では広がっていかないはずです。「このシステム使いやすいな」、「これをつかったらうまくいくぞ」と自ら実感することが何より重要だと考えました。
通帳やクレジットカードを連携して分かりやすく便利になる部分をたくさん見せたり、マネーフォワード様にも社内研修をしていただきました。
また、社内の勤怠管理や経費精算を「マネーフォワード クラウド」を使って楽になることを体験してもらう工夫を行いました。いきなり大きなところを取り組むのはハードルも高いため、小さなところから抵抗感をなくすことを何より最重要にして進める工夫を実施いたしました。
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改めまして各受賞事務所様おめでとうございます。
マネーフォワードでは今後も士業の皆さまと共に成長し、進化し、変化を乗り越え、そして顧問先様、中小企業の発展に力強い貢献を果たす、パートナーでありたいと心から思っております。
今後も活動を支援するため、「マネーフォワード クラウド」の各プロダクトの使いこなしや顧問先様への提案などのお役立ち資料の作成やセミナーなどを実施していきます。
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