• 更新日 : 2021年11月18日

理美容師の見積書の書き方

美容師

一般の理美容室では店舗での見積書の発行はほぼありませんが、出張サービスを行う場合には事前に理美容師と利用者の間で金銭やサービスについての共通認識を持つために、見積書が必要になってきます。

お客様から信頼され、次回も利用したいと思われる理美容師になるために、見積書を作成しましょう。
マネーフォワード クラウド見積書を使った理美容師の見積書の書き方を解説します。

理美容師の出張サービスとは

理美容師の出張サービスは主に2種類あります。高齢化の進展により増えている、主に介護福祉施設への理美容師の出張サービスと、ブライダルにおける、例えば結婚式場のような美容室を併設していないレストランといったところへの出張サービスです。
こういった出張サービスでは、サービスごとの明細が記載された見積書が必要です。

理美容師の出張サービスが行える場所

理美容師の出張サービスは、理容師法と美容師法で、行える場所がそれぞれ決められています。
理容師法により定められている出張理容サービス

・病気やその他の理由によって、理容所に来られない人に対し理容行為を行う場合(理容師法施行令第4条1項)

・結婚式や葬式などに参列する人に対し、式の直前に理容行為を行う場合(同第4条2項)
港内に停泊中である船舶内において、その乗組員に対して理容行為を行う場合(理容条例代3条第1項)

・社会福祉施設に入所している人に理容行為を行う場合(同第3条第2項)

・美容師法により定められている出張美容サービス

・病気やその他の理由によって、理容所に来られない人に対し美容行為を行う場合(美容師法施行令第4条1項)

・結婚式や葬式などに参列する人に対し、式の直前に美容行為を行う場合(同第4条22項)
社会福祉施設に入居している人に美容行為を行う場合(美容条例第3条第2項)

理美容師の見積書の書き方で必要な明細

理美容師の出張サービスの見積書では、何にいくら必要かを明確にし、書き方に注意して作成します。例えば、「カット代」「シャンプー代」「顔そり代(理容師の場合)」「カラー代」「パーマ代」「出張費」「交通費」などのような項目を立てます。
婚礼その他の儀式の場合は、「ヘアセット(ロングか、ショートか)」「髪飾りレンタル」「着付け代(振袖、留袖など)」なども追加する必要があります。

見積書の書き方の例

介護施設への出張サービスの見積書の書き方

理美容師の見積書1

訪問日時や時間を備考欄へ

訪問日時、時間帯を備考欄へ記載することで、予約の時間をお互い確認することができます。

駐車料金については備考欄へ

例えば個人宅への出張で、近隣の有料駐車場を利用する場合は、駐車料金についても備考欄へ記載しておきましょう。

ウェディング会場へ出張する場合の見積書の書き方

理美容師の見積書2

メニュー詳細を記載する

留袖か、振袖かで金額が変わる場合はその種類ごとに記載します。結婚式の新郎新婦向けの支度やお色直しが一括りになっているプランの場合は、備考欄にプランの内容を記載します。

出張料、交通費について

出張料、交通費は派遣する美容師一人当たりの単価を記載します。また、「車を利用する場合、駐車場代がお客様持ちになる」というような注意事項があれば、備考として記載します。

まとめ

書き方はさまざまですが、金額の明細がはっきりとしている見積書の作成は、理美容師がお客様からの信頼を得るために必要です。
さらに、マネーフォワード クラウドを使用すると、見積書や請求書領収書を簡単できれいに作ることができ、顧客管理が効率良くできます。案件ごとにExcelで作成しているという方は、書き方を参照しながら、一度試してみるとよいでしょう。


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