第五回 確定申告書作成完了までの流れ(MFクラウド確定申告コラム)

いつも、MFクラウド確定申告をご利用いただきありがとうございます。
MFクラウドコンタクトセンターの竹下です。

当コラムでは、数回に分けて確定申告をMFクラウド確定申告で終えるまでの流れやポイントについて、お伝えしていきます。
MFクラウド確定申告に登録したけど、何から始めればわからない、という方向けに大まかな確定申告書完成までの流れをご案内します。

なお、詳しい操作方法の確認は、使い方ガイドよくある質問をご参照ください。

確定申告書作成完了までにやること

確定申告書作成完了までにやることは、大まかに4点です。
設定にはチュートリアル機能もご活用ください。

(1)初期設定

事業所名の設定や、消費税の設定、減価償却の計算方式の設定を、各種設定>事業所で設定します。

明細の自動取得と仕訳登録を行いたい場合には、金融機関登録から連携するサービスを選び、設定します。

仕訳に使用する勘定科目を、勘定科目の設定で設定します。

(2)仕訳の入力

1月から12月までの取引についての仕訳を順次入力していきます。
明細から仕訳入力する方法と、直接手入力する方法、仕訳データをインポートする方法があります。
仕訳を入力すると、決算書の損益計算書と貸借対照表が完成します。
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(3)固定資産台帳の入力

建物やPC、 開業費 など、数年間にわたって経費として処理していく必要のある固定資産を、固定資産台帳で入力します。固定資産台帳に入力することで、青色申告決算書の「減価償却費の計算」の欄に資産が表示されるようになります。
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(4)確定申告書の入力

(1)から(3)までで、決算書の帳簿部分が完成します。
確定申告書作成ページで、確定申告書と決算書を完成させます。

各設定の詳細

(1)初期設定

事業所の設定

各種設定>事業所から、事業所の設定が可能です。設定のポイントを案内します。

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申告区分(提出書類)

どのような所得があるかを設定する箇所です。事業所得のみの場合には「一般」、不動産所得がある場合には「不動産」を選びます。

申告区分

現在開いている年度について、青色申告と白色申告のどちらで申告を行うかを設定します。

製造原価科目の利用

製造業で使用する製造原価科目を利用するかを選択します。

会計期間

個人事業主は1月から12月の固定です。開業年度についてもこのままの設定で差し支えありません。

消費税

事業所の課税形式を選びます。非課税事業所の場合には、「免税業者」を選んでください。

減価償却

固定資産台帳で自動作成される減価償却の仕訳について、直接法と間接法が選択できます。

勘定科目の設定

標準設定の勘定科目以外の科目を追加や編集をする場合には、勘定科目の設定から追加できます。
決算書の売上高に計上したい場合には、損益計算書タブの「売上(収入)金額 」のカテゴリに、経費として計上したい場合には「経費」のカテゴリを指定して登録してください。

なお、決算書に表示されるのは、勘定科目の設定一番左の「決算書科目」です。同じ決算書科目に所属する勘定科目は、合算して計上されます。

(2)仕訳の入力

MFクラウドを使い始めた方が最初に悩む方が多いのが、「どこから仕訳を入力すればいいのか」ということです。
まずは、連携サービスから入力振替伝票入力の利用をお勧めします。

データ連携で取り込んだ明細は、 連携サービスから入力に仕訳候補として取り込まれます。取り込まれた明細に勘定科目を指定するだけで、簡単に仕訳登録ができます。また明細から入力するので入力漏れを防げます。

データ連携で取り込みができない仕訳は、 振替伝票入力での入力をお試しください。
一般的な仕訳の入力方法なので、参考書や今まで利用していた会計ソフトと同じように入力できます。

その他の仕訳方法

簡単入力は、家計簿のような形式で直感的に仕訳登録ができる機能です。反面、振替(現金をA銀行に入金する)の入力や、複合仕訳の入力に対応していません。

仕訳帳入力は、簿記に慣れた方が高速で仕訳を入力する場合に便利に使える機能です。

他社会計ソフトやExcelからの移行、各種ファイルからの仕訳や明細の取り込み

手元に仕訳データや明細データがある場合には、インポートが可能です。

仕訳データをお持ちの場合

他社会計ソフトの仕訳データをお持ちの場合には、他社ソフトデータの移行からインポートが可能です。
対応の無いフォーマットは、仕訳帳のインポート>仕訳帳形式にある汎用フォーマットに編集し、インポートを行ってください。

明細データをお持ちの場合

明細データをお持ちの場合には、連携サービスから入力のインポートボタンからインポートできます。インポート後、同ページで勘定科目を選び、仕訳登録します。

仕訳登録に便利な機能

家事按分機能 を使うと、経費として仕訳登録した一定割合を、仕訳の対象外にすることができます。
例えば、電話代について月1万円経費計上していたが、半分は事業外の料金だった場合などに使用します。

勘定科目ごとの取引の流れを確認したい場合には総勘定元帳補助元帳、全体の流れを確認したい場合には残高試算表、月ごとの推移を見たい場合には推移表で確認できます。

仕訳入力時によくある質問

・どの仕訳入力方法で入力しても複式簿記の形式でデータが保存されています。使いやすい方法をご利用ください。
・データ連携をしなくても、手入力の仕訳だけでも決算書作成は可能です。
・使用したい勘定科目(補助科目が無い場合)はこちらから追加が可能です。
・簡単入力は、一部の勘定科目のみ使用できます。使用する勘定科目を追加する場合には、こちらから追加処理を行ってください。

参考
決算書の金額が合わないときの確認方法
決算書・青色申告特別控除の計算の流れ(使い方ガイド)

(3)固定資産台帳の入力

固定資産の入力

固定資産台帳で固定資産を入力します。耐用年数については、耐用年数表を参考にしてください。
注意点として、固定資産台帳に登録することによって 「減価償却費の計算」の欄に資産が表示されるようになり、減価償却(毎年一定金額を経費にする)の仕訳は作成されますが、資産計上の仕訳は作成されません。そのため、別途資産計上の仕訳は作成する必要があります。
例えば1月に業務用の車を300万円で購入したときに、固定資産の勘定科目として「車両運搬具」を選択したとします。耐用年数は6年ですので一年目は501,000円の減価償却を行います。

減価償却の仕訳は自動作成され、資産計上の仕訳は手動で仕訳登録します。
車両を資産として計上し、その資産について経費として償却していくイメージです。

3,000,000円のうち、501,000円が今期の経費として引かれます。

(4)確定申告書の入力

事業所の設定、仕訳の登録、固定資産台帳が終わると、確定申告書の作成に移ります。下記の情報は確定申告書作成ページで入力します。

  • 事業所得、不動産所得以外の所得の入力
  • 会社から給料をもらっている場合の 源泉徴収票の入力
  • 生命保険控除や個人で支払った社会保険料の入力
  • 医療費控除の入力
  • 決算書の所有不動産や雇用している従業員名など、損益計算書や貸借対照表以外の箇所

確定申告書作成ページの詳しい入力方法については、平成28年度版をリリースした際に改めてご案内します。

留意点

MFクラウドコンタクトセンターは、MFクラウドの操作についてご案内を行なっておりますが、勘定科目の選択や税務会計上の知識についてはご案内を行なっておりません。具体的には以下の内容についてはご案内を行なっておりません。

・「この会計処理や仕訳方法は正しいですか?」といった経理相談
・「この収入は申告が必要ですか?」といった税務相談

税務会計上の知識についてご不明点がある場合には、お手数ではございますが、税務署や会計事務所など各専門機関にご確認をお願いします。

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