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起業を目指す人は必ず確認しておきたい「資金調達方法」の基礎まとめ

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起業する際に必ず必要なものが資金です。

最近では「READYFOR?」や「CAMPFIRE」、「Makuake」などのクラウドファンディングという資金調達方法が登場し注目を集めています。

そもそも資金調達には一体どんな方法があるのでしょうか。実際に起業した人も、これから起業しようと考えている人もぜひ一度、一緒に確認してみましょう。

資金を出してくれる「人」を確認しよう

Photo by Franco Folini

まずは、資金を出してくれる人にはどんな人がいるのかを確認しましょう。今回は4種類に分けて紹介します。

1.自分

資金を自分で用意する場合です。事業に必要な資金を全て自分だけで準備することは、実現性を考えると簡単なことではありません。リスクこそ低いですが、事業内容によっては自己資金以外の資金調達方法を視野に入れておくことも大切です。

2.友人や家族、親せき

友人や家族、親せきなど実際の人間関係の中で資金を集めることは昔から行われてきたことです。ただ、起業しても必ず成功するわけではないのであまり頼りすぎることは危険です。

しかし、例え資金を提供してもらうつもりがない場合でも、起業をする前に周囲の人に想いを話してみたり、事業計画を聞いてもらうことはプレゼンテーションの練習にも繋がります。実際に投資家や銀行を相手に発表を行う前の練習として、積極的に声をかけてみることはマイナスではありません。

3.投資家・ベンチャーキャピタル(VC)

個人や法人として投資を行っている存在です。躍進の可能性のある企業に投資したり、社会的意義がある活動をしている企業・団体を応援する意味を含めて投資するなど、独自の基準によって大規模な金額を投資してくれる存在です。

ウォーレン・バフェットなどは投資家として非常に有名な人物ですが、自分で事業をしながら投資家としても活躍するなど様々な投資家が存在します。

また、創業間もない企業に対し資金を供給する富裕な個人のことを一般的にエンジェル投資家と呼びます。

4.銀行

投資ではなく融資という形で資金を提供してくれるのが銀行です。投資の場合は株式や転換社債などを発行して資金を集めますが、融資の場合は資金を借りるという形で集めます。

実際に融資してもらうためには事業計画を練り、本当に資金を融資しても回収することができるということを納得させられるだけの事業計画の内容とプレゼンテーション能力が必要になります。

ステージ別に「資金調達方法」を変えよう


Photo by Thank you for visiting my page.

必ずしも最初から数億円を超える規模の資金が必要な訳ではありません。事業の段階が変化するのと共に有効な資金調達方法や集めるべき金額規模は変わります。

事業が発展すると共に選択できる資金調達方法は多様になりますので、今回は特に起業した直後から安定するまでを4種類に分類して解説します。

1.アイディアステージ

アイディアステージは事業構想を練っている段階です。この時には資金は必要ありません。自分自身の生活費があれば十分です。

ただ、資金調達ではなくベンチマークとなる企業のモデルを分析したり、市場で競合するのはどんな企業があるのかを調査、また自分の事業構想に対する周囲の人の反応を観察するなど、やるべきことはたくさんあります。

2.シードステージ

シード段階は実際に起業を決意して、スタートする直前の事を指します。

自身の立てた事業計画を基に必要な金額を設定し、まずは自己資金を準備しましょう。多くの場合は自分の貯蓄だけでは足りないので、家族・親戚・友人等からの借入により準備します。

しかし当然自己資金だけでは不十分なケースが多いので、外部資金を求めることになります。

最近では、このステージから積極的に投資をするインキュベーターやシードアクセラレーターと呼ばれるVCからの資金調達が増えています。これらのVCは、出資だけではなくシェアオフィスやメンターによる経営サポートを提供してくれるため、事業の成功確率が高まるメリットもあります。

参考:有名スタートアップを続々輩出!起業の登竜門、シードアクセラレータープログラムまとめ

3.アーリーステージ

アーリーステージはプロダクトやサービスができ事業化が可能になった段階です。

この段階からは日本政策金融公庫の創業融資または地方自治体・信用保証協会・金融機関の連携による制度融資が有効な資金調達手段となります。

融資なのでもちろん返済は必要ですが、創業時にも関わらず長期かつ低利の安定した融資を受けることができるのが大きなメリットです。また、高い成長性が見込まれればVCからの資金調達はもちろん考えられますし、想いや共感を起点としたクラウドファンディングによる資金調達も考えられます。

クラウドファンディングは、テストマーケティングの場としての活用やPR効果も期待できる手段となりえます。

参考:
起業家必見!創業補助金を確実に受け取るために知っておくべき事情
Makuake中山社長が解説!クラウドファンディングをビジネスに活かせ!!

4.ミドル・レイターステージ

事業化に成功し成長段階へ入った企業は、銀行から制度融資ではなくプロパー融資を受けることが可能となってきます。さらに、VCからの資金調達もしやすくなります。しかし、VCは投資した資金を回収しなければならないため、投資先にはイグジットを求めます。

それはどのVCも同じですが、やはり一緒に事業を育てていけるような相性の良いVCを選択することが重要となります。また、最近では、ベンチャー企業が大手事業会社と資本業務提携を行い、革新的なイノベーションを創出するオープンイノベーションの必要性が格段に高まっています。

ベンチャー企業、大手事業会社のお互いの弱点を補いながら、新たな価値を生み出し、双方にメリットのある事業展開を推進できることから、今後も益々活用されていくものと考えられます。

まとめ

繰り返しとなりますが、起業する際に必ず必要となるのが「資金」です。ですが、資金と同じかそれ以上に大切なのが事業を応援してくれる存在です。

社会に求められていない企業が成功しないように、周囲の人が誰も賛成してくれない事業はなかなか上手く行きません。起業をするなら資金を集められるだけでなく、周囲の人の共感も集められる起業家を目指してみてはいかがでしょうか。

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取材協力

阿部海輔(あべ かいすけ)氏
明治通り税理士法人

事務所の紹介
監査法人を併設しており、ベンチャー企業の立ち上げ支援、会計税務顧問、IPO準備支援、資金調達支援、財務デューデリジェンス、株価算定業務等、成長ステージに応じたニーズに対応できる体制を整えております。



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