タクシー代、駐車場やETC利用料金…車移動にかかる領収書を減らしたい!イマドキの経費精算術とは

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「経費精算で提出される紙の領収書のうち、30%はタクシーの領収書」というデータがあります(マネーフォワード クラウド独自調査)。他にも駐車場代、ETC利用料、ガソリン代など、車移動にはたくさんの領収書が発生し、地域、業態によっては、タクシーの領収書より多い場合もあります。

煩雑になりがちな“紙の領収書”は、申請する社員、経理担当者どちらにとっても悩みの種。紙の領収書の3割を減らせたら、どちらも楽になり、手間も省けます。そこで今回は、タクシーや車移動に関わる経費について、経費精算を楽にするアイデアをご紹介します。

タクシー移動の経費精算を楽にする方法とは?

SuicaなどICカードを活用。現金不要で経費精算も楽々

タクシー代をICカードで支払えば、現金要らずで、ICカードの履歴をカードリーダーで読み取ることで簡単に経費精算できます。紙の領収書を保管する必要はありますが、ICカードの履歴を活用するため申請漏れや金額のミスも防げます。

日本交通やチェッカーキャブなど、多くのタクシー会社でICカード支払いが可能です。ICカードが利用可能なタクシーは、後方ドアにSuica・PASMOのステッカーが掲出されています。クレジットカード払いの場合、運転手が慣れていないと支払いに時間がかかることがありますが、ICカードなら操作が簡単なのでスムーズに支払えるのもメリットの一つです。

「全国タクシー」の利用で、紙の領収書も不要に!

「全国タクシー」は、スマートフォンアプリからワンタップでタクシーを呼べる便利な配車サービスです。事前にクレジットカードやApplePay、おサイフケータイなどの決済方法をアプリに登録しておくだけで、目的地に到着する前にキャッシュレスで支払いを完了できます。

      「全国タクシー」の利用方法
*出典:Japan Taxi株式会社

タクシー配車アプリは、アメリカ発のサービス「Uber(ウーバー)」やLINEの新機能である「LINE TAXI」などさまざまありますが、「全国タクシー」は、47都道府県どこでも使える対応エリアや配車台数の多さにより、ビジネスパーソンを中心に人気が高まっています。

また、「全国タクシー」と経費精算サービス「マネーフォワード クラウド経費」を連携させれば、配車や支払いに加え、経費精算の手続きまで効率化することができます。乗車証明書や日付、金額、行き先といったデータが、全国タクシーからマネーフォワード クラウド経費へ自動連携されます(詳細はこちら)。移動が多い外回りのスタッフの業務効率化につながります。

駐車場代、ETC代、ガソリン代、レンタカー代……かさむ領収書を何とかしたい!

ETCカードの法人契約で、楽に精算。マネーフォワード クラウドとの連携でさらに便利に!

企業によっては、社員個人のETCカードを使い、後日精算しているところもあるでしょう。ETCカードの法人契約を行えば、社員が立て替えて支払う必要がなくなります。会社への請求書による一括払いになるため、支払いも便利です。

法人ETCカードには、協同組合が発行するものや、クレジットカード会社が発行するものなど、さまざまな種類があります。例えば、高速情報協同組合の「ETCコーポレートカード」なら、大口、多頻度利用で高速道路利用料金の割引が受けられるメリットも。また、クレジットカード会社が発行する法人向けETCカードには、年会費無料のものもあります。

さらに、法人ETCカードとマネーフォワード クラウド経費を連携すれば、利用証明書や行き先等のデータを自動取得できます。今まで、紙の領収書から手動で転記していた作業がなくなり、あっという間に経費精算が終わります。便利ですよね。(詳細はこちら

      ETCの利用照会サービスの情報を、マネーフォワード クラウドに自動連携。

カーシェアリングサービス「タイムズカープラス」活用で、経費削減 × 経費精算の効率化

社有車のコストを削減するアイデアの一つに、カーシェアリングサービスを利用する方法があります。「タイムズカープラス」のサービスなら、ガソリン代込みで15分206円から借りられ、とてもリーズナブル(利用プランにより料金は異なる)。

社有車を維持し続けることでかかる日々のガソリン代やメンテナンス費、リース契約満期時にかかる多額の費用とも無縁になるため、利用頻度の低い車を多く保有している企業などにとっては、大幅なコストカットにつながる可能性があります。

そして、タイムズカープラスであれば、経費削減効果があると同時に、経費精算も楽に行えるのです。タイムズカープラスの法人契約があれば、レンタカーのように都度利用料金を支払う必要はなし。ガソリン代も利用料金に含まれているので、ガソリン代の経費精算も不要。さらに、タイムズの駐車場を利用すれば駐車場代もかかりません。つまり、社員による立替え払い、領収書を発行する機会がほとんどなくなるのです。

経費削減のため「社有車の保有数を減らしたい」「ゆくゆくは社有車を撤廃したい」と考えている企業にとって、カーシェアリングは最適なソリューションといえるのではないでしょうか。同時に、経費精算の手間を省くことにもつながり、コスト削減と業務効率アップの両方を叶えることができます。

まとめ

車移動に関する経費精算は、タクシー代、駐車場代、ガソリン代、ETC利用料金など多岐にわたり、領収書の回収、チェック、保管作業だけでもかなりの時間がかかります。外出が多い営業スタッフの経費精算の手間を減らし、経理担当者の作業負担も軽減するためには、自動でデータ取得ができる経費精算方法の導入が効果的です。

手間も時間もかかりがちな交通費精算をもっと楽に、便利にするアイデアはさまざまあります。現場のスタッフにも経理スタッフにもメリットのある経費精算方法を導入して、業務効率化を目指したいですね。

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