良いフリーランスと長く付き合うためのコツ

良いフリーランスの方は貴重です。成果品の質が高く、納期をきちんと守り、かつ人当たりが良いフリーランスの方を見つけた時には、「本当に助かる。長い間付き合っていきたい」と思うことでしょう。

しかし、逆にそういったフリーランスの方はリピートする顧客をたくさん抱えているため、自分たちの仕事をやって欲しい時に「リソースが空いていない」ということがありがちです。そして、徐々に疎遠に…というパターンも少なくないでしょう。

では、良いフリーランスと長く付き合うためにはどうしたら良いでしょう。今回は「良いフリーランスと長く付き合うためのコツ」についてお伝えします。

良いフリーランスは常にオーバーワーク状態

どの世界でも良い仕事をする人は評価されますが、かと言ってその方が「営業が得意」かどうかはまた別の話です。したがって、仕事の質が高い、納期を守る良いフリーランスの方であっても、実は常にオーバーワーク状態であることが多く見受けられます。なぜなら、仕事の打診を受けた時、「次にいつ仕事がもらえるかわからない」という状況であり、収入が不安定なので、仕事を受けられる限り、全部受けてしまおうとするからです。

これは大きな問題です。適性な量の仕事をこなしていた時は「良いフリーランス」だった方が、結果として質が落ちたり、納期を守れなかったりすることがあるからです。

時に、評判の良かったフリーランスの方が突然「できません」と、仕事を投げてしまう時もあります。従って、次に述べるような対策を施すことが、フリーランスの方にとっても、仕事の発注側にとっても望ましい状態を作り出します。

良いフリーランスと長く付き合うための具体的方法

本質的に、フリーランスはどんな方でも収入面の不安を抱えながら仕事をしています。

したがって、まずは

という2点を発注側が意識することで、かなり良い関係を築くことができます。

そのためにやらなければならないことは以下のとおりです。

仕事の安定供給

一般的に、フリーランスの方は仕事量に応じて報酬を受け取る形が多い（というかほとんど）だと思いますが、こちらである程度の報酬を保証してあげるのです。いわば、社員と同じような扱いにするということです。もちろん社員ではないので、契約を打ち切ることは自由ですし、社会保障も負担する必要はありませんが、フリーランスにとっては安定収入をくれる顧客は何よりもありがたい存在です。また、仕事が安定供給されれば、一度に数多くの仕事が集中することを防ぐことができます。

一緒の場所で働くようにする

フリーランスの方は基本的に孤独に仕事をしています。人付き合いが苦手な方も多いので、そのことに干渉する必要はないですが、週に1度であっても彼らの様子を見ておくことで、危険な兆候を見分けたり、こちらの仕事量の調節ができます。

フリーランスの方の話を聞き、悩みに応える

あなた方が「良い顧客」となることで、彼らはより長期にわたって貢献してくれます。彼らの要望を出来るだけ聞き、必要であれば対応を取ります。社員ではないですが、社員のようにマネジメントするのです。

ただ、もちろん彼らもあなた方の仕事だけをしているわけではありません。また、1社に仕事が集中することが危険と思うフリーランスの方も多いでしょう。したがって、適度な距離を持ちながら、他の良い顧客を紹介するなど「バックアップしてあげる」という姿勢を持つことが重要です。

まとめ

実際、フリーランスの方々は弱い立場に居ます。彼らの立場を配慮しつつ、お互いに持続的な仕事の仕方を模索することが良いフリーランスと長く付き合うための最大のコツと言えます。